世の中に多くあり、よく知らないけれどみんなが使い、「肌によいのだろう」と思うビタミンC配合の化粧品を、何となく普段のスキンケアに取り入れていました。元来あったイメージの美白に効く以外に、得られる嬉しい効果は、使用期間によって異なることを知りました。
しみやくすみの原因になるメラニンの酸化や生成を抑制するビタミンCの働きによって、美白効果が得られます。
肌に炎症を起こしたり、コラーゲンを破壊したりする活性酸素の働きを抑える抗酸化作用があるビタミンCが、体に有害な過酸化脂質の生成を抑え、しみやくすみを防ぎます。
真皮層のコラーゲンの生成を助け、老化の原因となる活性酸素を除去するビタミンCは、肌のハリや弾力がアップし、しわ、たるみを防ぎます。
肌の美白と老化防止の効果が最大に得られるのは、ビタミンCの血中濃度が最も高くなる摂取後3時間です。1日3回の食事のときにビタミンCのサプリメントを飲むと、血中濃度が上昇するうえ、飲み忘れも防げます。
食事の間隔が4～8時間とすると、食後3時間が最も血中濃度が高くなり、次に食事する直前の血中濃度は最も低いです。そのため、規則正しい食事ができるなら食間にビタミンCのサプリメントを飲むと、1日中高い血中濃度の維持ができます。食事の時間が不規則なら、忘れる可能性があるため、ビタミンCのサプリメントを食間に飲むのはお勧めできません。
腎臓の血流が落ち、排泄が低下する就寝中のビタミンCの血中濃度は、ゆっくり低下します。そのため、ビタミンCのサプリメントを1日1回飲むなら、高い血中濃度が得られる就寝前が効果的です。
ビタミンCの働きである、コラーゲン線維の合成に関係する成長ホルモンは、就寝中に分泌されるため、ビタミンCのサプリメントを就寝前に飲むと効果的です。
効果や効率的な摂取方法を理解し、ビタミンCを上手に取り入れ、しみやくすみ、たるみを防ぎ、肌の美白に努めましょう。